膝の半月板損傷に伴う手術(関節鏡下半月板切除術)

この手術は、細い内視鏡(ボールペン半分程の太さ)を関節の中に入れて行う手術です。膝の前方2箇所もしくは3箇所に1センチ弱の穴をあけるだけの低侵襲手術で、当院では通常全身麻酔で実施します。腰椎麻酔では頭痛などの合併症が出現することもあり、また、全身麻酔では尿道に管を入れる必要もなく術後早期から食事が可能で、全身麻酔の方が術後快適です。創が小さく、体に対する負担が少ないため数日の入院で退院が可能です。

半月板損傷とは・・・

膝の半月板損傷

半月板とは大腿骨と脛骨のすきまにある軟骨です。膝の内側と外側に1枚ずつあり、硬さは、少し硬めの消しゴムほどです。半月板の役割は大きく分けて2つあります。

  • 関節にかかる荷重による衝撃を吸収する。
  • 膝の安定性を確保する。

そのため半月板が損傷(断裂)すると、関節に水が溜まったり、膝の中でクリッという音がしたり、半月板の断片が挟まって膝が引っ掛かる・伸びなくなる(ロッキング)などの症状が出ます。歩行が困難なほど強い痛みを伴う場合もあります。

  • ※半月板損傷の多くは運動時に起こりますが、高齢者の方の半月板損傷は、スポーツをしていて起こした場合とは異なり多くが変形性膝関節症を合併しています。すでに関節軟骨や骨は変性し、筋力も低下しているため半月板損傷の治療のみでは症状が取りきれない場合が多くあります。当院では最小侵襲(MIS)による人工膝関節置換術も実施しております。

関節鏡視下半月板切除術